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高付加価値型SNSマーケティング×360°マーケティングの成功事例を紹介

今やSNSは広告において重要な手段になっており、SNSマーケティングを活用している企業は少なくありません。これまで日宣は単なるSNS運用に留まらず、様々な施策を実施してきました。SNSを活用したマーケティングにおいて、広告換算値で数千万円以上のリーチを獲得し、新規獲得から囲い込みまで売上に貢献する成功事例を積み重ねています。今回の記事では、日宣独自のサービスの一部である「高付加価値型SNSマーケティング」と「360°マーケティング」について、SNSマーケティングの基礎を交えながら紹介・解説していきます。

◆SNSマーケティングとは

□SNSマーケティングの基礎

まずはSNSマーケティングとは何か、そして、広告媒体としての特徴を解説します。

SNSマーケティングとは、SNSを活用したマーケティング手法です。SNSはソーシャルメディアとも呼ばれ、インターネットを通じてユーザー同士が文字や画像・動画を投稿(シェア)し、コミュニケーションをとるためのウェブプラットフォームのことを言います。
例えば、日本で普及しているSNSサービスとしては、LINE、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、YouTube、Facebookなどが挙げられます。スマートフォンの利用時間が増え、利用率がどんどん高くなっているなかで、近年はどの年代においてもSNSの利用は主要なコミュニケーション用途になっています。だからこそSNSを選ぶ際は、それぞれのユーザーの年齢層を押さえた上で、ターゲットや目的にあった選定が重要です。

広告メディアという観点では、SNSはアーンドメディアの一つにあたります。アーンドメディアとはトリプルメディアの一つで、ユーザーすなわち消費者自身が情報を発信するメディアを指します。(アーンド/earnedとは「信用や情報を獲得する」という意味です)アーンドメディアの例としては、SNS以外にも、PR(パブリックリレーションズ)、ブログ、口コミサイト、掲示板などが挙げられます。SNSの選定の話でも上がったように、アーンドメディアを活用する際は、どのような層のユーザーへアプローチし、何の情報を拡散・信頼してもらうかを意識することが重要です。

SNSでは、自発的にユーザー同士がつながって共感することで情報がシェアされるため、同じ興味を持つユーザーへ広がるように情報が伝わる傾向があります。加えて、SNS上の口コミなどは自分と近しい立場である消費者側のユーザーが発信している情報なので、ペイドメディアよりもユーザーにとっての情報の信頼度は高く、影響力も大きくなっています。しかし、デメリットとしてペイドメディアやオウンドメディアとは違い、自社でコントロールすることが難しいため、異なる評判が広まることや炎上といったリスクにも注意が必要となります。

このアーンドメディアをSNS上で意図的に増やすためには、次の3つのステップでSNS上でのトリプルメディアをうまく使い分けることが重要です。
1.ペイドメディア(SNS広告)とキャンペーンを併用し不特定多数の消費者へ認知させ、新規・見込み客とつながる。
2.オウンドメディア(公式サイトなど)で確かな情報を発信してユーザーたちとコミュニケーションをとり、企業に対しての信頼を蓄積する。
3.信頼を獲得したユーザーに、アーンドメディア(ユーザーの発信)として口コミなどを投稿してもらい、既存のファン以外の方からも評価、信頼してもらう。

□SNSマーケティングの強み

SNSの基礎と広告メディアとしての特徴を見てきましたが、ここではなぜSNSがマーケティング手法としてすぐれているのか、SNSマーケティングの強みを2点ご紹介します。

①UGCが消費者の購買に大きく影響する
UGCとはUser Generated Contentsの略で、ユーザー生成コンテンツ、すなわちユーザーがSNSに上げた投稿のことです。
突然ですが、皆さんはSNS上で見かけた商品やその口コミに関する投稿を見て商品を購入した経験はありますか。その経験は今や当たり前のことで、実際に「SNSで見ていいと思った」や「友人やインフルエンサーがSNSで勧めていた」などの理由で商品を購入するケースが増えています。

②累積効果を高め、パフォーマンスを向上できる
SNSには、フォローやチャンネル登録といったファンとつながれる仕組みがあります。そのため企業とファンは、公式アカウントなどを通して直接コミュニケーションがとれます。
例えば、数百人のフォロワーがいればその数百人に、数千人のフォロワーがいればその数千人に情報を直接伝えられるポテンシャル(※)があるということです。
他のメディアと比較すると、TVやラジオなどの主にペイドメディアは視聴した人だけに伝えられるのに対して、SNSではフォロワーに何度もコミュニケーションを図ることができるのです。加えて、SNSではフォロワーやチャンネル登録者の獲得にコストを掛けることで直接コミュニケーションをとれるファンがフォロワーとして増えていきます。初めはフォロワーの蓄積にコストと時間がかかるものの、“コストの死の谷“を超えることができれば、情報伝達のコストパフォーマンスはどんどん向上するのです。


□各SNSの特徴とかけ合わせ

ここでは、特に日本でアクティブなユーザーが多い4つのSNSそれぞれの特徴を紹介し、かけ合わせの例を紹介します。

1.X(旧Twitter)は主に140字程度の短いテキストを画像や動画と共にポスト(ツイート)できるプラットフォームです。非常に拡散性が強くリアルタイム性もあるので、伝えたい情報をスピード感をもって発信できます。ツールも多く開発されており、フォロー&リポスト(リツイート)キャンペーンで無料クーポンなどをインセンティブに投稿の拡散を促すことができます。加えてリーチを稼ぎ、認知度を上げつつフォロワーを獲得することで、アカウントの発信力をどんどん大きくできます。また、今、日本で何が話題に上がっているのかを確認できるトレンド機能を活用し、意図的に話題を発生させてトレンドに入るといったことも可能です。

2.TikTokはショートビデオを共有するプラットフォームです。自分の興味にあった動画を次々に再生できます。話題性を生む(バズる)企画・表現方法を捉えられれば、ブランドに注目を集め、日常でのブランド想起や購買行動につなげることが可能です。

3.Instagramは写真をメインに使ったコミュニケーションをとるプラットフォームです。ハッシュタグで写真を検索して、情報収集を行うことによく使用されます。ブランドが提供する価値や日常における役割を、ブランドの世界観とともに伝えることでブランディングの強化ができます。

4.LINEは連絡手段として個人間やグループ内でのコミュニケーションに特化したプラットフォームです。国内でのユーザー数がNo1のSNSで、今や若年層だけではなく幅広い年代のユーザーが利用しており、多くの年代にリーチができるプラットフォームとなっています。最近は役割が多様化しており、企業アカウントによる情報発信から商品の購入までをLINE内で完結させる事ができます。

さらにそれぞれのSNSを組み合わせることでマーケティング効果の最大化が行われています。例えばXのフォロー&リポスト(リツイート)キャンペーンで獲得した見込み客であるフォロワーを、クーポン発行やEC機能のあるLINEに誘導して、集客やアプリ上での商品購買につなげるといった事例です。このようにSNSのそれぞれのメリットを組み合わせる事で売上の最大化が可能になります。

◆日宣が提供する高付加価値型SNSマーケティングとは

□他のSNSマーケティングとの違い

高付加価値型SNSマーケティングとは、SNSを「とりあえず押さえておくべきメディア」「バズ装置」などと捉えるのではなく、マーケティングコミュニケーションにおける重要な基盤/インフラとして育て上げることで、メディアとしての高い資産価値を創出し、ひいてはクライアントの事業の成長に貢献していくという日宣のユニークな考え方です。そしてこの高付加価値型SNSマーケティングは数々の成功事例を生み出しつつあります。

一般的に、SOW(Scorp Of Work=作業範囲記述書)が固定化していることが多いSNS運用会社では、投稿本数などによって費用やかける工数が決まり、その結果としてフォロワー数やインプレッション(表示)数などの数値を見て運用の良し悪しを判断します。どうしても、SOWの範囲のなかで運用代行という役割を担うに留まるケースが生まれてきます。
一方で、日宣はSNSにおけるコミュニケーションや施策が、実際にどのように結果に貢献できるかを追求し、仮に投入した施策へのユーザーの反応が芳しくない場合は高速で対応し改善させます。SOWを固定化して足枷にしないため、突発的な変化や想定外の課題の発生にも柔軟に対応し、クライアントと共に成功を目指します。
日宣は広告会社であるため、その守備範囲はSNS領域だけに留まりません。結果を出すためにSNS以外でも店頭販促やイベントといったリアル施策やマーケティング調査など、様々な施策を実行できるというところでもユニークさを発揮します。

多様な施策を臨機応変に打てたり、突発的な変化や想定外の課題の発生にも柔軟に対応できたりする理由は、このあとにご紹介する「360°マーケティング」という仕組みの中に隠されています。

◆360°マーケティングの実現

□日宣の360°マーケティングとは

日宣の360°マーケティングは、組織の縦割りを排し、マーケティングの全方位をワンダイレクション/ワンメッセージで統合します。
この360°マーケティングによって、クライアントのマーケティング部と策定した戦略をもとに、広報担当、PR担当、SNS担当、および、外部の協力会社も含めた関係者全員の意識や活動を統合することができます。 そのため注力商品やその浸透させたいメッセージやイメージを、どの媒体・接点でも一貫して訴求する事が可能になります。
このことは当たり前のように聞こえますが、部署や担当間の縦割りが強い企業においては、実現が意外に困難です。限られたリソースで最大効果を出すためには、リソースを分散させないことが重要な戦略ポイントになります。
そうした課題へのソリューションとして日宣は、すべての施策とコミュニケーションが360°視点でワンダイレクション/ワンメッセージで統制され、連動した状態のマネジメントを徹底しています。すなわち、関係者全員が同じ目線で、共通意識を持って、「今これを売るんだ、このメッセージの意味はこうだ」ということを同時に理解できている状態をつくり進行するのです。
また、360°マーケティングは様々な側面において変更が発生したときにも強みを発揮します。前段で話した、多様な施策を臨機応変に打ち、突発的な変化に柔軟に対応できる理由はここにあります。日宣がチーム全体を統制しているため、各領域の担当者が認識の齟齬なく連携し、媒体運用をすることが可能になります。

□360°マーケティングの実践手法について

360°マーケティングを実現するための一つの大きな手法として、会議体の刷新があります。一般的な企業はそれぞれの部署や商品担当単位で、都度、発生した案件や進行中の案件に合わせてミーティングをセットするといった事が行われています。しかし、それは都度発生するミーティングのセットや会議後の他部署や関係先への連携などに工数が発生し、非効率な進行スタイルになりがちです。
また各部署の発信したい内容がばらばらになり、ユーザーに届くメッセージに一貫性や整合性がなくなってしまうリスクもあります。ユーザーへの認知拡大、最終的な売上向上につなげるためには、クリエイティブの制作ひとつとっても、同じブランド意識のもとでアウトプットされたものをユーザーに届ける必要があります。

日宣は、ご支援に入ったクライアントにおけるマーケティングの会議体のあり方やスタイルを刷新し、全員参加型定例会議を核に、すべての共有~ブリーフ~提案~判断までをワンストップで完結させる高効率の進行スタイルを実現しています。全員参加型定例会議は、関係者全員にワンメッセージを落とし込み足並みをそろえる機会でもあるので、マーケティングの全方位をワンダイレクション/ワンメッセージで統制する事ができるのです。

◆まとめ

高付加価値型SNSマーケティングと360°マーケティングは、今まで数々の成果を残してきた日宣独自のノウハウが凝縮された取り組みです。特に360°マーケティングは、最初の導入時期は関係者の理解や組織への制度の浸透に時間とカロリーがかかりますが、体制が整いうまく回り始めると多くの効果が得られます。
今回の記事を参考にしながら、SNSマーケティングやマーケティング体制を検討し、実践に役立ててみてください。

※フォローされていても、アルゴリズムの評価によってそのフォロワーのタイムラインに表示されるかされないかが決まり確実に届く訳ではないためポテンシャルと表現しています。

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